Jリーグクラブの中にはどのような仕事があるでしょうか?
その中で今回は”グッズ担当”の仕事をご紹介したいと思います。
サッカー業界で働くにあたり、どんな仕事か把握した方にはお勧めの内容かと思いますので、しばしお付き合いください。まずは全体感を把握したい方は、以下URLから記事をご覧ください。
グッズ担当の仕事とは
Jリーグクラブのグッズ担当の仕事は主に、クラブのグッズを考え、作成し、販売する仕事になります。グッズの購入者の大半は毎年応援してくれているサポーターです。毎年そのシーズンごとのグッズを製作し、購入を促す仕事がグッズ担当の役割になります。ではどのような形で仕事をしているかを紐解いていきましょう。
①グッズ開発
まず初めにやらなくては行けないのはグッズの考案、開発です。時代の変化に合わせて今主流のものをうまく自クラブのグッズとして販売させるかを考える必要があります。主に、外部の制作会社と打ち合わせをしながら、共同で開発し販売をするので、付き合う会社選びも重要な要素になります。昨今は各クラブでも面白い商品を開発、製作していますので参考までに貼っておきます。
②販売計画・促進
販売計画はグッズ担当にとって命です。せっかく作った商品も、うまく販売できなければ意味がありません。また、いつまでに何個売るかという、いわゆるKPIからKGIを設定し、戦略的に販売しなくてはなりません。一番大切なのは損益分岐点が何個目なのかを把握し、必ず損益分岐点を突破できる商品を厳選する必要があります。広報担当と連携し、新商品の告知や、運営担当と連携し、HOME・AWAYゲームでのスタジアム販売等も計画に盛り込みます。
③ECサイト・SNSの活用
グッズの売り方は主に2つあります。対面販売とEC販売です。対面販売は主にスタジアムや、グッズショップでの販売になります。EC販売は、ネットショッピングになります。今の時代の売上の大半はこのEC販売から生まれています。EC販売はJリーグ独自のJグッズの売り方は主に2つあります。対面販売とEC販売です。対面販売は主にスタジアムでの販売になります。EC販売は、ネットショッピングになります。今の時代の売上の大半はこのEC販売から生まれています。EC販売はJ.LEAGUE ONLINE STORE(JOS)という、Jリーグが各クラブにECサイト販売の場を提供しています。各クラブはこのJOSを利用しながら販売をします。もちろん、SNSで新商品を告知し、独自の販売ルートから、ECで売上を上げているクラブもありますが、基本ECサイトはこのJOSを使用します。Jリーグとのコラボグッズなどもあるので、グッズ担当も日々、Jリーグとの連携が必要です。
④在庫管理
グッズ担当の仕事は、グッズの開発だけでなく、その管理も重要な仕事です。実はこの管理業務がものすごく大変です。というのも色々な種類のグッズを開発すれば、在庫が増えていきます。その在庫の保管場所や、個数の集計、何個仕入れて、何個出庫したかを全て把握する必要があります。各クラブは外部の会社に委託しているケースも多いものの、あくまで在庫管理の責任はグッズ担当にあるので、外部の会社と都度在庫の状況は共有する必要があります。特にシーズン物のグッズ(ユニフォームや選手の名前、背番号が入っているタオルマフラー等)は、そのシーズンにのみ価値があり、売り切らなければ在庫を抱えることになってしまうので、どのように販売していくか計画をたてる必要があります。
グッズ担当に必要なスキル
- 企画力(クリエイティブな発想力)
- マーケティング力
- 管理力
グッズ担当は何といっても、クリエイティブに発想し、企画していく力が必要です。お客様に買いたいと思ってもらうには、時にはインパクトのある商品を企画することも大切です。また、マーケティング力は外せないスキルです。グッズを誰にどこでどのように販売するかを考える必要があり、特に自クラブのファンの年齢層や、今まで売れてきた過去の商品の傾向などを分析し、販売する必要があり、結果は顕著に数字に表れますので、シビアな世界とも言えます。最後はやはり管理力です。在庫を管理し、しっかりと現状を把握する力が必要です。会社の決算時にも、棚卸在庫を見られますので、売れ残りは一目瞭然になります。もしかすると、一番数字に対してシビアでないとできない仕事かもしれません。
まとめ
グッズ担当の仕事はいかがでしたでしょうか?基本的に事務作業が多いグッズ担当は、Jリーグクラブの中でも女性が活躍していることも珍しくありません。また、女性ならではの目線でグッズ販売ができるのはとても良いことです。管理力や企画力で勝負するグッズ担当は、一番数字にシビアでなくてはならないと考えています。もちろん自分が企画した商品が売れると非常にやりがいも感じられる仕事ですので、ぜひ興味があれば応募してみてください。
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