サッカー業界に就職したいけど、どうすれば良いかわからない方「就職活動でサッカー業界で働きたいな…。 頑張って就職活動したいけど、どのように就活すれば良いかわからないな….。具体的にどう行動したらJリーグのクラブで働けるのだろう…。具体的な方法を教えてください。」
こういった疑問に答えます。
まず、この記事を書いている私は、某Jリーグクラブのフロントスタッフとして、約3年間ほど仕事をしています。
幼い頃から大好きだったサッカーに携われていることをとても幸せに感じていますし、試合に一喜一憂できる、普通の会社では味わえない感動があります。
私もこの業界で仕事をする前は、どのような手段でスポーツ業界、Jリーグクラブで働けるのか、手段が全く分かりませんでした。そんな中、私はある方法で、たまたまですがこの業界で仕事をすることになりましたが、実際に中で働いていく中で、Jリーグのクラブがどのような手段で人材を採用しているのかを知りました。
サッカー業界に優秀な人材がくることが、サッカー界の貢献につながると思い、そんな経験を私なりの考えを踏まえて皆様に紹介いたします。
まず対象者は以下のような方々になるかと思います。
- 就職活動中の学生
- 就職活動を控えている学生
- 既に社会人でサッカー業界への転職を希望している人
長文になりますが、お付き合いください。
・サッカー業界に就職する 3つの方法
まず、サッカー業界へ就職する方法としては、私がおすすめする3つのパターンを解説していきます。
1.新卒採用 パターン① 【インターンに参加し人脈を作る】
2.新卒採用 パターン② 【親会社に入社し、出向を狙う】
3.中途採用 パターン① 【スポーツチームの求人情報確認+コネを活かす】
前提として、正攻法で履歴書郵送の手段がありますが、あまりお勧めしません。クラブにはサポーター、取引先などから毎日大量の書類が送られてきます。目に留まらないという可能性が非常に高いので、コスパが悪いです。
1.新卒採用 パターン① 【インターンに参加し人脈を作る】
まず、パターン①ですが、スポーツチームは基本的に就職したい人がとても多い業界です。憧れの選手がいるクラブで働くことは”運”・”実力”・”人脈”がとても大切です。
個人的には、このインターンシップに参加することが、第一歩で、Jリーグクラブで働ける可能性が一番高い手段だと思います。
新卒入社を狙う学生がまずやることとして、クラブが募集をしているインターンに参加することをお勧めします。それもできれば大学2年生or3年生の時に参加しましょう。先に参加していると、在籍期間が長い分、あらゆる業務を任せてもらうことができます。以下のようなクラブがインターンを募集しています。既に参加している学生は一歩リードです。
ヴァンフォーレ甲府 公式サイトより引用
横浜FC 公式サイトより引用
FC町田ゼルビア 公式サイトより引用
ではなぜインターンに参加することが就職への道につながるか、それはシンプルにクラブのフロントスタッフに認知してもらえるからです。サッカー業界への就職はコネ、人脈が全てと言っても過言ではないです。基本はスタジアムの試合運営が主なインターンの仕事内容になりますが、必ずフロントスタッフと話す機会があります。また、持ち場で仕事を覚え、リーダー核になってくると、クラブは即戦力として期待できます。若くて体力のある学生は、Jリーグクラブにとっても助かる存在なのです。
まず第一歩として、インターンに積極的に参加し、参加・出席率もできれば90%を目指しましょう。
優秀な人材は、クラブのスタッフが抜けたタイミングで声がかかりやすいです。また、フロントスタッフと仲良くなって、積極的に質問をしましょう。基本サッカー界は人材の入れ替わりが激しい業界としても有名なので、新卒からサッカー業界に就職することも夢ではありません。
2.新卒採用 パターン② 【親会社に入社し、出向を狙う】
続いては、サッカークラブの筆頭株主でもある親会社に入社し、スポーツ事業への配属を目指す方法です。この方法は今まで知られていませんでしたが、今サッカー業界では主流になってきています。
長崎をホームタウンとする、V・ファーレン長崎は、親会社である、ジャパネットホールディングスから出向している社員がほとんどになります。また、ヴィッセル神戸は楽天、横浜F・マリノスは日産と、各クラブには親会社がついており、親会社の社員が一部出向しているのがほとんどです。もちろん市民クラブとして、サンフレッチェ広島、ベガルタ仙台等、自治体が筆頭株主のクラブもありますが、ほとんどが親会社を持つクラブになります。
こちらの記事からもわかるように、現在は主流になっています。もし、直接クラブに入れなくても、親会社に入社しスポーツ事業に配属を目指せば、幹部という立場で仕事ができる日が来るかもしれません。以下参考までに親会社の就職採用ページになります。
ヴィッセル神戸ー楽天
清水エスパルスー鈴与
ガンバ大阪ーPanasonic
親会社に入社しても、もちろん競争はあります。しかし、やりたいことを発信し続ければ基本会社は配属先を検討してくれるはずです。一つの選択肢として、頭の片隅にいれておきましょう。このパターンは他の知り合いのJリーグスタッフに聞いても非常に多いので参考にしてください。
3.中途採用 パターン① 【スポーツチームの求人情報確認+コネを活かす】
最後は中途採用編です。前提としてスポーツ業界は、中途の採用がスタンダードです。
理由は、”即戦力”となりやすいからです。正直クラブは人数が大企業よりも少なく、J1では、30名~50名、J2で少ないところは10名ほどのところも珍しくありません。そのため、新人に教育をする時間がないため、新卒入社をすると、OJT(オンザジョブトレ―ニング)となってしまい、基本的なビジネスマナー、営業スキル、会話スキル、パソコンスキルなど、基礎部分が不安定なまま社会人としてキャリアを歩むことになってしまいます。そのため、クラブは人間的にも、ビジネスマン的にも基礎がしっかりしている人材を募集します。結論、どんな会社の業種でも正直関係ありません。ただグッズ販売や、チケット販売等、同じような事業を行っている会社出身の方は、ポイントで採用してもらえることはありますが、あまり気にしなくても大丈夫です。
いまでは業界関係なく、Jリーグクラブは求人を出しています。Jリーグ本体も求人を出すくらい、優秀な人材をサッカー界は求めています。基本は自社のホームページで募集をしてもある程度募集人数は来ますが、より優秀な人材を求めるクラブは、人材会社に求人情報を掲載しています。そして、以下のような求人サイトが募集をしていますので、まずはこういった機会を逃さないよう、求人情報を常にチェックすることをオススメします。
また、中途採用で一番手っ取り早いのが”コネ”です。
もし取引先にJリーグクラブがあれば、そこのクラブスタッフと仲良くしておくだけで、人脈形成ができます。また、クラブの小口スポンサーとなり、接点を持つことも可能です。以下のような小さい単位からスポンサーすることもできますので、まずは今の企業で協賛をしてみてはいかがでしょうか?
以下横浜FCでは、神奈川県内の養護施設や小学校の子どもたちを横浜FCのホームゲームに招待しスポーツの素晴らしさを改めて実感してもらう基金として、一口3万円から協賛ができます。
このような小さい協賛でも、必ず担当者がついてくれますので、オススメです。
・サッカー業界に就職するうえで一番大切なこと
最後に、サッカー業界に就職するうえで一番大切なことは、正直に 人脈+コネ+熱意 です。
いかに、サッカー業界に知り合いを作るか、フロントスタッフと繋がれるかが、非常に大切です。
人材会社の募集から採用される競争率は100人に1人のレベルです。なので、正攻法でいくよりも、人脈を作り、自分の本気度や熱意を伝え、自分ならサッカー界に貢献できるという強い気持ちが必要です。また、取引先であれば信頼を失ってわいけないので、信頼される仕事ぶりを見せることも重要です。
私が今回オススメした3つの方法は、一番サッカー業界で働くうえで重要です。まずはここからチャレンジしてみて、より多くの優秀な人材がサッカー界に進んでくれることを望んでいます。
また、どのような仕事内容があるかを知りたい方は、以下リンクからご覧ください。
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