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プロサッカー選手のセカンドキャリアを徹底解説!!

サッカー

サッカー選手のセカンドキャリアは非常に深刻な問題です。「プロサッカー選手を目指しているのですが、セカンドキャリアが不安です。サッカー選手の具体的なセカンドキャリアを教えてください。」

こういった疑問にお答えします。

まず、この記事を書いている私は、現在、某Jリーグクラブのフロントスタッフとして約3年ほど仕事をしています。また、私も学生時代はプロサッカー選手を目指していました。フロントスタッフとして数々のプロサッカー選手のキャリアを目の当たりにし、また自分自身もサッカー選手をあきらめ就職した身として、個人的見解を解説します。

プロサッカー選手のセカンドキャリア

まず対象者は以下のような方々になるかと思います。

  • 現役のプロサッカー選手(特にJ2、J3、JFL、地域リーグの選手)
  • プロを目指すアマチュア選手(高校生、大学生)
  • 引退したプロサッカー選手(引退したての選手)

長文になりますが、宜しくお願い致します。

プロサッカー選手の平均寿命

プロサッカー選手の平均寿命は25歳~26歳と言われています。高卒でプロ入りすれば約7年。大卒でプロ入りすれば約3年のプロキャリアになります。サッカー、スポーツの世界は非常に厳しい世界です。結果が全ての世界になってきます。若くて将来性のある選手は、試合出場の機会が少なくても将来性を期待し契約を更新してもらえることはありますが、25歳、26歳はサッカー選手として既に中堅。チームの主軸でないと契約更新を勝ち取ることは非常に難しいのです。

プロサッカー選手の平均年収

プロサッカー選手の平均年収はJ1リーグの平均年俸で約3,500万円となります。J2リーグの平均年俸は何と約500万円ほどJ3リーグに至ってはアルバイトや仕事をしながらご飯を食べている状況です。J1で活躍できる選手はほんの一握りです。J2以下の選手はセカンドキャリアをイメージしておく必要があるでしょう。J1で約6年プレーできれば、サラリーマンの生涯年収2億円を超えますので、安定ですがJ2以下の選手はサラリーマンの生涯年収を超えるにはかなり難しくなります。では、現状どのようなセカンドキャリアの選択肢があるでしょうか。

①セカンドキャリア ビジネスマンへ転職 

一番多いのは一般企業への就職です。サッカー選手のセカンドキャリアで主な仕事内容は”営業職”です。スポーツ選手は精神的にタフで、体力があるイメージがありますので、営業職で仕事を探すと雇われる可能性が高いです。よく聞くセカンドキャリアは、不動産の営業職や、生命保険の営業職といった、営業ハードルの高い業界への就職になります。結果を残せば年収も高くなるため、勝負の世界で生きてきたスポーツ選手には向いていると感じます。しかし、ビジネスマン的にはタフな職種ですので、覚悟が必要です。

②セカンドキャリア サッカー指導者

次に多いのがサッカー指導者です。プロサッカー選手はサッカーの知識があるため、クラブに貢献した選手はそのままクラブのアカデミーやスクールの指導者として雇用される場合があります。しかし、正社員雇用ではなく、業務委託契約になるので、契約形態はプロとかわりませんが、そのような働き方があります。しかし、クラブに選手として貢献できなかった選手は残ることすら難しい場合もあります。その場合は町クラブや学校の指導者として従事し、プロサッカーチームの監督を目指す選手も少なくありません。

③セカンドキャリア クラブのフロントスタッフ

非常に稀なケースですが、クラブに貢献し、ビジネスマインドの高い選手は、フロントスタッフとしてスポーツビジネスに携わるオファーが稀にあります。現在はクラブとスポンサー、サポーターをつなぐ、クラブリレーションズオフィサー(CRO)というポジションが各クラブで主流になり始め、クラブの元選手がフロントスタッフとして仕事をするケースもあります。

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④セカンドキャリア 起業

選手時代に貯めたお金で、起業する選手も稀にいます。全く別の飲食業や、農業などにチャレンジする選手もおり、実家の会社を引き継いだり、農家を継いだりする選手もいます。

⑤セカンドキャリア タレント業

日本代表クラスの選手のセカンドキャリアはほぼ安泰です。知名度や人気も充分なため、解説の仕事や、ニュースの仕事、メディア関係の仕事も舞い込んできます。昨今では自身のYoutubeチャンネルを開設して広告収益を得ている選手も多くいます。

プロ入り前・現役中にやるべきこと

プロサッカー選手でセカンドキャリアを気にしている選手がすべきことはまず、PCスキルをつけることです。Excel、Word、PowerPointは一般企業に就職するうえで必須なスキルです。PCを触ったことのない人材は、教える労力等かんがえると、企業は採用を拒みます。サッカー選手になる前や、現役中に身に着けておくことをお勧めします。また、ビジネスマナーの本なども読んでおくと良いでしょう。

まとめ

プロサッカー選手になるということは、自分の夢をかなえて華々しい世界に足を踏み入れるとても素晴らしいことです。しかし、セカンドキャリアは選手も非常に悩むポイントでもあるので、慎重に進路を決めていきましょう。個人的には一般企業に正社員として就職し安定を求めることが良いかと思いますが、入社するのがまず大変です。そのため、現役中にビジネスについてしっかり勉強し、就職活動する際に自信をもって勉強してきたことをアピールしましょう。比較的プロサッカー選手は時間に余裕があるので、勉強も欠かさずに自身のキャリアより良いものしていくことをお勧めいたします。

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